2011/07/05

CDレビュ-JULHO 号

CDレビュ-JULHO 号です。

暑くなってきたねえ、今年も、日本の強烈な夏が、やってきてしまいました。
実はさあ、自分の家のテレビは、エコポイント前に2台買ったんだけど、実家のテレビはアンテナごと換えなきゃならなかったから、後回しに先週買ったんだよ。
そしたら、今週、エアコンも冷蔵庫も一度に壊れて、えらい出費に...マイッタ、マイッタ!!
だいたい、家電てさ、修理見てもらっただけで何千円以上、修理すればかなりの金額になって、結局、新しいものに買え換える、この日本の経済サイクルって、どっか狂ってる気がする。
海外に遊びに行って感じるのが、先進国以外では、古い車や家電などが現役バリバリで使われ活躍しているのを目にする。
エコや省エネって、騒いでる反面で、すぐ使い捨てしなきゃならない、先進国のライフスタイルってどうなんかね。
まあ、経済が発展し続けるのにはしょうがないんだろうが、実に考えらせられた最近の出来事です。


さて、今月は、”レコ-ドなんです”って特集です。
実は、数年前から、たまにレコ-ド買ってんだよね。
若かりし頃、オ-デイオに凝ってたから、プレ-ヤ-は持ってたんだけど、レコ-ドは、やっぱり面倒で、とてもじゃないが買ってまでは聴こうとは思わなかったんだよね。
ところが、ふとあるWEB SITE見たら、レコ-ドをCDにダビングするサ-ビスしてくれるところがあって、試しに頼んでみたら、コレがなかなか重宝でいい!
もちろん、レコ-ドをCDにダビングできる機器も売っていない事はないが、面倒なのや高いのを買ってまでは必要はない。
このサ-ビスは、アナログに避けて通れない雑音も綺麗に除去して、頭出しも出きるようにしてくれ、まったく新しいCDそのものにしてくれる。
当然、ちょっと高くつくのは諦めるしかないが、自分だけのオリジナル贅沢気分もあって、特にクラシックマニアにとっては、ご機嫌ではある。
という事で、今月はCDなんだけど、レコ-ドのコピ-レビュ-です。


1、Mango(1981年度盤)     Grupo Mango
70年代半ばから80年代初頭に活躍したベネズエラの伝説のバイブサルサグル-プです。
彼らのオリジナル作品としては5枚出されていると思われるが(Compilations盤は、他に3枚)、アルバム名が、いつも”Mango”だけなんだよなあ、検索してもジャケ写真が無ねえとわかんねえよ。
このグル-プは、超大好きで、LPアルバムを4枚(1975、1976、1981、1983)所有しています、CDが出てないのが非常に残念ですが、ほんと素晴らしい作品群です。
個人的には、ラテン音楽史上、最高のバイブサルサグル-プだと思っています。
現在、活動しているバイブサルサグル-プ”grupo latin vive”を筆頭に、最近では”Lucky7 Mambo ”、”Bloque 53 ”など、バイブサルサグル-プは人気ですが、彼らのサウンドの多くは、このグル-プの音楽性をずいんぶんと研究したんじゃないかな。
ちなみにVibraphoneを操っているのは、Freddy Roldánという人です。
















http://www.youtube.com/watch?v=dDHkX3wdcaM
http://www.youtube.com/watch?v=vzV_AwSCreo


2、Smokin'              LAS SIETE POTENCIAS
Vibraphoneの作品で、もう一枚紹介です。
1976年度作、"LAS SIETE POTENCIAS"の”Smokin' ”RICARDO MARRERO等参加のLATIN JAZZ(SALSA)のアルバムです。
ア-チストの詳細はよく知らんが、名前からすると”7人の力”だから、メンバ-7人のグル-プなんじゃねえかな...多分。
レコジャケも超カッコいいが、曲もほんと良い、バイブ好きにはタマラナイ!
お勧めは、"THE CONTINENTAL"や"LOS SONEROS”、”no volvere”もいいね、昔のバイブサウンドは、なんか柔らかいというか、優しいというか、心地良いつくりがなんともいいです。














http://www.youtube.com/watch?v=YwbwHsfcx4E
http://www.youtube.com/watch?v=B0xOcRrU2To
http://www.youtube.com/watch?v=U7n-cMNF5c8

3、Salsa The Second Album     Soundtrack
1988年に発売された、映画「サルサ 灼熱のふたり」のサントラ盤NO#2です。
音楽的には、当時、日本でも有名なマニアックの”Michael Sembello”が関わったアルバムです。
実は、このアルバムは映画「サルサ 灼熱のふたり」の続編が出されて、それに伴ってアルバムも出たのかって思ったんだが、そうじゃないらしい。
最初の映画で使われた曲の第2段アルバムだとの事...マイナ-な映画なんで知らんかった。
このアルバムの7曲目に入っている”Canto A Limon Performed by Javier Rivera & La Dimencion”という曲が聴きたくて買ったんだが、他はMambo ShowPerformed by Charlie Palmieri、やMambo GuzonePerformed by Tito Puenteなど、知っている曲ばかりで、個人的には期待外れでした。
ちなみに、”Canto A Limon”っていう、この曲は、なんと8分以上もある珍しい曲です。















http://www.youtube.com/watch?v=qaIUBQBhOZs
http://www.youtube.com/watch?v=TKSqwiEDujQ
http://www.youtube.com/watch?v=GeqyYvAF-rE

4、Salsa Con Nostalgia       Orquesta La Justicia
Orquesta La Justicia (正式名はOrquesta La Justicia de Chicagoだと思います)が、1970年代に出した作品です。
古いアルバムなんで、詳しい経歴は知りません、Ebirac ってレ-ベルから推察するにプエルトリコ人のグル-プなんかね、グル-プ名はChicagoなんで、Chicagoで活躍したんかね、まったく、いい加減なレビュ-で申し訳ない。
お勧め曲は、”Fe, Esperanza Y Caridad”だな、最後に入っている”Mi Borinquen”もJazzyでいいんでないかい、何度聴いても飽きない曲です。















http://www.youtube.com/watch?v=vN3KcBURetw
http://www.youtube.com/watch?v=5-PmKGbX0mo

5、Mellow salsa           Pachy
1991年頃に出されたアルバムで新しいんだが、ほとんど流通していないレア盤です。
動画の曲”YO NO TE AMO”は、どこかで聴いた事のあるリズムかと思います。
1975年に大ヒットした”10cc”の”I'M NOT IN LOVE ”のサルサverです。
原曲は、メンバ-のEric StewartとGraham Gouldmanとの共作、ほとんど楽器使ってなくてボ-カルだけの不思議な曲なのに、ほんと素敵な曲です...昔、洋楽にハマっていた頃、いつも車の中に積んでいた、大のお気に入りです。
実は、原曲も、全然ラテンに関係ない訳じゃなくて、最初はボサノバで発売する予定の曲だったらしいよ、没になったけど。
”I'M NOT IN LOVE ”から”YO NO TE AMO”か、そんな英西訳したんだあ...















http://www.youtube.com/watch?v=OkVdCjyi4EM

あまりに好きな曲なんで原曲もupです
http://www.youtube.com/watch?v=2rgepWg4rzw



動画です。

1、http://www.nuevotec.com/index.php?title=Social+-+Alex+and+Emily&option=com_zoom&Itemid=38&page=view&catid=334&PageNo=1&key=15&hit=1
2、http://www.nuevotec.com/index.php?title=Social+-+Andres+and+Jonte&option=com_zoom&Itemid=38&page=view&catid=334&PageNo=1&key=16&hit=1
3、http://www.nuevotec.com/index.php?title=Social+-+Armando+and+Jennifer&option=com_zoom&Itemid=38&page=view&catid=334&PageNo=1&key=17&hit=1
4、http://www.nuevotec.com/index.php?title=Social+-+Diamond+and+Nicolette&option=com_zoom&Itemid=38&page=view&catid=334&PageNo=1&key=18&hit=1
5、http://www.nuevotec.com/index.php?title=Social+-+Joseph+%26+Justina&option=com_zoom&Itemid=38&page=view&catid=334&PageNo=1&key=19&hit=1




震災から3ヶ月も過ぎて、今だから思う事...

サルサってさ、やっぱり他のダンスと違う特徴があって、不特定多数の知らない人同士が踊る事で、新しい出会いや、すぐに親密になれるって事は大きな魅力の一つだと思うんだよ。
震災発生から、混沌とした時期があって踊れないで、しばらくぶりにカリベに踊りに行ったとき、見慣れたメンバ-を見つけ、ほっとして、また踊りだす。
ああ、この子はこんなテンションだったとか、この子は、こんな癖だったとか、この子もオレと同じで、きっと踊りたかったんだろうなあ、とか、とても懐かしい気持ちを感じた。
そこにあるのは、出会いへの期待感とはまた違った過去に持ち得た共通の安心感なんだと思った。
うまく言えないけど、コレって同じ価値観を持った日本人同士だからかなあって感じてさ。

震災発生直後、日本人は、この悲惨な状況にあっても、暴動もなければ略奪もなく、異常なほどに冷静、秩序ある行動だと、世界中で伝えられている。
日本人の多くの人は無神論者でありながらも、決して逸脱した行動をすることがない、なぜなんだって!、そこには、人類が目指すべき理想の形があるとさえ報じられた。
平和ボケしているとか、本当の非常事態を知らないからだとか、いろいろな意見はあると思います。

確かに、悪口を言う訳じゃないが、海外の大都市で、こんな事態になったら、戒厳令間違いない。
買い物どころじゃない、危なくて外になんか出られない、人の事なんか、かまってられない、身を守るのでせいいっぱいだ。
家まで歩いて帰るなんて、とてもじゃないが、そんな呑気な事言っている馬鹿はいない、女、子供なんて、おとなしく家に引きこもってるしかない。

米国で起きたハリケーンカトリーナ、ハイチ大地震を例にしても、災害に付き物の略奪と無法状態は、他国では当たり前の光景であることは、テレビで目撃している。
日本だったら、コンビニやデパ-トが閉まっていれば、別の店を探すのは当然だが、他国では、ものが中にあるのはわかっている訳だから、ぶっ壊してでも、手に入れようとする人が出てきてしまう、悲しい事だが、これが普通の風景である。

以前、ハリケ-ン”カトリ-ナ”の災害で、支援物資の供給のシ-ンがあって、ヘリコプタ-からものを落とすのを見て、なんで直接渡さないのかなあって思っていたら、何のことはない。
着地して物資を渡そうとするとヘリコプタ-もろとものっとられ、強奪、身包み剥がされてしまう危険があるかららしい!

今でも思いだすが、食べるものもほとんど無くて、身を寄せ合って、食パン一枚、おにぎりを半分ずつ分けて、みんなで助け合う姿には、感動を感じられずにはいられない。
地震後の大停電での帰宅難民の発生、多くの人達がきちんと駅の階段やホ-ムで並んで待っている、その人達の為に、駅やデパ-トを開放してくれる、人によってはトイレまで解放してくれた一般の家庭もあるそうだ。
ものやガソリンが無くなってもコンビニ、ス-パ-やGSでも、きちんと整列して、順番に並んで買っていく、みんなが買えるように、一人何個ですって決められた制限にも文句も言わず、粛々と買い物しては去っていく。
経済状況にしたって、海外では災害を理由にものの値上げ、または買いだめで問題になるが、日本では、ほとんど聞いていない。

でも、これらの行動って、自分にとっては普通の事、回りの人だって多くの日本人が当たり前だって思ってんじゃない。
こういうのを大和魂っていうのかどうかはわからないが、どこから来てんだろね...

どんな状況でも、日本人はパニックには陥らない。
教育の成果と伝えているメデイアも存在する、学校でそんな教育受けたか?

ずいぶんと前に、フランスでワ-ルドカップがあって、その時に日本人サポ-タ-の帰った跡には、ゴミ一つ落ちていないと驚愕されたらしいが、そんな気配りの延長線上から来るものかもしれない。
ネガテイブに言えば、最低限、人に迷惑をかけてはいけないとか、そんな些細な次元から出発している気もする。
表面を気にする日本人は、非常事態であっても、同様、他人に自分の心情を知られたくないのかも...韓国人や中国人、その他の国の人を見ても、事件、肉親の死などに遭遇した場面で、大声を張り上げ、泣き叫んでいる光景を見かけるが、日本人の異常に取り乱したケ-スをあまり見かけない。
長い歴史上の組み込まれた、元々持っているDNAじゃねえのっていう人もいる。

個人的には、日本は、島国でほとんどが同じ民族だから、みんな宗教もさておき同じ価値観を持っているだろうと互いに考えているのが、理由の一つに感じている。
確かに、世界中で起きている争い事の大半は、宗教を含む価値観の違いから出発している。
被災しても、同じ日本人だから必ず助けに来てくれるという自信、日本政府なんて、誰も信頼も期待もしていないのに、この妙な自信っって、ほんと不思議だと思う。
震災からの復興が遅れ、何やってんだとニュ-スで報じられてはいるが、世界中で起きた震災時の状況と比較したって、実際には驚異的な復興SPEEDである。
うまく言えないけど、ただただ、日本って国は、そんな国なんだよね。

昔は、海外志向が強かったせいもあって、日本の良さなんか、一つも目に入らなかった、そそくさと海外に出て、向こうで生活したいなあ、なんて思っていたもんだ。
海外で、集団でしか行動できない日本人ツア-なんかを見ると、つまんねえ人種だなあなんて思ったよ。
最近、特に震災後は感じるが、やっぱり日本っていいね、素敵で素晴らしい国だよ、ほんと日本人に生まれてよかったと思っている。
震災、これは非常に悲しい事ではあったが、この出来事によって、日本人はいろいろな事を学んでいくんじゃないかな。
無くしたものも大きいが、その中でも得たもの、日本人が”日本人としてのプライド”を自覚、再認識出来た事、これは大きな成果だったと信じている...くどくなったので終了です。


普通の生活に戻りつつ、サルサを楽しめるようになった、この”日本という国”に感謝です。



ROSA

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