2009/04/05

CDレビュ- 4月号

4月卯月号です。
CDレビュ-は無しです、せっかくだからラテンな旅行記でもどうぞ。
良く質問されるペル-の観光地や食べ物、夜遊び中心に書いてます、もし行く機会があったら参考にでもしてください。

ここ数年の超忙しい生活から一変、不景気のあおり会社の方針でまたまた長期休暇に突入。
季節柄、旅行もいいなあと、急遽、一ヶ月前にどこに行こうかと考えて、行き先をペル-、カンクン寄り道(メキシコ)に決定。
とりあえず、神田にある旅行会社に連絡、ここはいつも中南米に行くときに利用する中南米専門旅行会社で、航空券と現地ガイド、ツア-のブッキングのみの手配、完全な一人旅が出来るので、こと旅行に関しては団体行動が苦手な小生には好都合な会社です。
なんせ、旅行に行くときはぶっつけ本番だからいつも準備不足になるんだけど、ペル-の観光地は標高が高い所が多い為、ほとんどの人は高山病になってしまうとの事、2週間前に日本で予防薬(実際には、緑内障あたりに使う薬で、高山病予防の薬ではない)だけは処方してもらって、これだけは持参していくことにする。

3月12日 成田-ダラス-マイアミ-リマ
天気がいいなあ、煩わしい花粉症ともおさらばです。成田をお昼の便で出発、これから楽しい旅の始まりです。最近の新しい飛行機は各個人毎にデイスプレ-もあり、映画等も見られて、快適な空間だね。
午前にダラスに到着、これから、またマイアミ行きに乗り換えです。飛行機に乗り換えて機内で待機していたら、旅立つ前に眠くなり夢の中、ふっと起きたら、なぜか飛び立っていない!!嫌な予感...どうもこのアメリカン航空とマイアミの組み合わせは相性が悪い。ずいぶんと前だが、アメリカの帰りに、このマイアミでエンジントラブルになって荷物を預けたまま、半日空港待機、あげくは結局飛ばなくてマイアミで足止め、帰りが一日延びた嫌な悪夢がよみがえる...文句言ったら次の日、ファ-ストクラスにしてくれて、今となっては良い思い出だが。
そんときゃ、帰りだから帰国を延ばせば良かったけど、行きでトラブルと明日からのスケジュ-ルが台無しになってしまう。3時間ほど待ったあと、出発するとのアナウンスで一安心、飛ぶのは結構だがまさか落ちねえだろな。
もともと順調に行ってリマ到着が21時過ぎな訳だから、この遅れで深夜到着になる事は決定。
明日、またリマから高地のクスコに9時半頃の便で出発するんで、寝る時間はあんまり無えな、初日からキツっ。
という訳で、結局リマに到着したのは、深夜過ぎ、さすがに疲れた。空港出口でペル-人の案内ガイドがお迎え、あまりに疲れたのでホテルに行く前に、ビ-ル買いたいからどっかコンビニに寄ってくれと頼むとガソリンスタンドに停車。
この国の凄いところは、スタンドの横にコンビニがあって、夜中に酒を売っている!まあ、日本も夜中にコンビニで酒は買えるから、欧米諸国に比べりゃ、かなりアルコ-ルには甘い所はあるが、ガソリンスタンドの隣で売ってるのには、さすがにビックリした。
ここでクスケ-ニャって、ペル-のビ-ルを買って、ホテルに入ってチェックイン。ちょうどネストビ-ルのような感じ濃さのビ-ルで美味い、腹にしみいる。
さて、シャワ-浴びて寝ないと...んん、お湯が出ない、文句を言うにも、もう夜中で面倒だし、リマは暖かいので水シャワ-を浴びて、速攻で寝る事にした。

3月13日 リマ-クスコ
早朝の便で、またリマの空港から標高3399mの街、クスコに出発。昨夜のペル-人の案内ガイドが7時に迎えに来て、空港まで乗せて行ってもらう。リマ市街は、朝から車、人がごった返ししている。この国の運転マナ-は最悪、クラクションはすぐ鳴らす、渋滞は先に頭入れたほうが勝ち、よく事故らないなと考える...まともに見ていると冷や冷やする。他に驚くのは、街中に野良犬がいっぱいいます、中にはシェパ-ドクラスのでっかいのもあちらこちらで歩いています、これはリマだけでなく、この後にペル-のどこに行ってもそうでした。
リマからクスコまでは、飛行機にて所要1時間ちょっとなんで、あっという間です。
クスコに到着、クスコでのお迎えガイドはオネエちゃんでした。たいていの日本人は、この街に入ると高山病の症状で頭痛や倦怠感などがでるらしいです。実際に旅行先であった何人かの日本人に聞いてみたところ、やっぱりそうだったみたいです。小生はというと、確かにいつもと違う感じはするがなんともないのでとりあえず一安心。
ホテルにチェックインを済ませて、高山病に良いとされるコカ茶で一服。ホテルのロビ-には、いつも置いてあります、まずくは無いです。

クスコの街並み  茶色の瓦屋根ばかり。






滞在したクスコのホテル。




コカ茶 日本に持ち込み禁止です。


 





朝から何も食べる時間がなかったので、さすがに腹が減った。ホテル近くでペル-料理のロモ デ サルタ-ドってやつとインカコ-ラってやつを頼んでトライ。
ロモ デ サルタ-ドってやつは、かなりイケます、簡単にいうと牛肉のペル-風焼肉みたいな感じだね。インカコ-ラはペル-でコ-ラっていうとコレらしいです、素朴な味なんだな、なんだろこの懐かしい味は。

ロモ デ サルタ-ド






インカコ-ラ 爽やかな味です。








到着初日は身体を慣らす為、安静にしたほうがいいとの事で昼間は街の散策ぶらぶら。(その後も、この街に滞在していた数日間なんともなし、多分サ-フィンやいつも行ってるスキ-場も標高が比較的高いので、普段から鍛えられていて大丈夫だったのかもなあ)。
あっという間に夜です、夕食はセビ-チェとクスケ-ニャ以外のビ-ルも飲んでみたかったので発音がいまいち分からないBRAHMA(ブラマ?)ってビ-ルも頼んでみた。
このビ-ルは激マズっ!!聞いたらペル-のビ-ルじゃなくて、ブラジルのビ-ルだとの事、ブラジル人の味覚は分からん?失敗、無理やり流し込む。
セビ-チェはというと、これは日本人向けです、メインといよりつまみにgood。ただ量が多いから、最後はちょっと飽きてくる感じはあるがハナマルです。

ラマ?二度と頼む事はないでしょう。









セビ-チェ ペル-風マリネかな。








初日はゆっくりしていたほうが、いいとの事だったが、やっぱり夜遊びの誘惑に負けてママ アフリカとウククスってところに出かけた。
ママ アフリカは、夕方サルサが流れていたので、後で行こうと思っていたところだが、普通のラテンデイスコって感じだった。サルサもかかるが踊る雰囲気じゃないので、ちょっと飲んでから別のウククスって店に足を延ばす(ペル-は、入るときに特にチャ-ジをとられるわけじゃないので、出入りは自由です、極端な話、飲まなくても中に居られます)。この店は地球の歩き方にも出ている店なんだが、ライブをやってて、けっこう混んでました。曲はサルサ、クンビア系統が多かったかな、明日はまた早いので適当に12時頃に帰る。

ママ アフリカ







ウククス








3月14日 クスコ-アグアカリエンテス-マチュピチュ
今日は、クスコからマチュピチュに行く予定です。朝シャワ-浴びていたら、約束時間より一時間も早く電話がなってロビ-で昨日のガイドのオネエちゃんが待っているという。時間にル-ズな国なのは分かるが、遅れるんじゃなくて、早くなるほうにル-ズなのは勘弁してほしいなあ。マチュピチュに行くには、ペル-レイルという高原列車に乗って4時間揺られアグアカリエンテス駅という迄行く、そこからさらにバスで30分です。この列車なんだが、何もせずに車内に4時間は長すぎっ、いい加減行きから退屈でウンザリになった。隣に座ったフランス人のアンチャンが英語が出来たので、たまにつまらない話をしてなんとか時間をつぶす(雑談で分かったんだが、腕時計が1時間程、間違っていた事に気づく、ホテルのオッサンに聞いて合わせたんだがなあ、どうりで今朝1時間も早く迎えに来た訳だ、納得)。

きれいな高原列車です。






アグアカリエンテス駅 線路両側は店









バスを降りるとマチュピチュですが、残念なことに小雨が降ってきました、メインイベントでこれかよっ!後に聞いたところによると、この時期、このマチュピチュは天気が比較的良くなさそうな話でした、一通り見終ったころにはかなり強い雨になってきたので、それまで小雨だっただけ救われたかもね。
マチュピチュは遺跡そのものもでかいんだけど、それを取り巻く景色が凄いんだよ、大昔、インカ文明の人達は、こんなところにどうやって築きあげたんだろうか、ホントに不思議だと思う。

チュピチュ でかいです。













バスでアグアカリエンテス駅に戻って昼食タイムです。けっこう肌寒かったので暖かいものが飲みたいなと、名前は忘れたがス-プをチョイスです。ペル-風ヌ-ドル入りス-プなんだけど、豚骨ラ-メンみたいでけっこうイケマス、温まりますねえ。
となりの席に居たカナダから来たオバサンと話していたら、今、釜で誰かが頼んだクイを焼いているという。クイっていうのは、アンデスの伝統的な料理で姿かたちはモルモットのような動物で食用にされています。ペル-に行く前は食べてこようとしていたのだが、結構デカかったのとあまりにもリアル過ぎて、この丸焼きは無理だなあとここで断念しました。

ペル-風ヌ-ドル入りス-プ  美味です






クイの丸焼き グロイっ!








さて、またまた高原列車です、帰りも当たり前だが4時間、超苦痛です、そんでもって、結局クスコに戻ったのは九時過ぎ、何もしないのにヘトヘトです。
ホテルでシャワ-浴びて気分を変えてから、笑顔がかわいい受付のお気に入りのオネエちゃんに、サルサで良いところないのって聞いたらミソロジ-ってところを教えてくれたので夕食ついでに街に繰り出す。
ミソロジ-近くのレストランで、ピスコサワ-(ぶどうからつくられるペル-の蒸留酒カクテル)無料だったんで、ここで夕食。メインはアヒ デ ガジ-ナってやつを頼んでみたが、これもチキン(ガジ-ナは成鶏)のカレ-ライスみたいで美味い、ペル-料理って日本人には合うと思うね。ピスコサワ-も試したが、爽やかな飲み口でイケル。

ピスコサワ- アルコ-ルは高めらしい。







アヒ デ ガジ-ナ







ミソロジ-ってところは、昨日の昼間、場所を探しても見つからなかったのだが納得、夜にならないと看板が出ませんでした。ここは7時から9時まで無料サルサレッスンがあるとの事もあり、サルサ好きがいっぱい来ています。どちらかというとセニョリ-タの数に対して、踊れるセニュ-ルが少ないので、ここは天国です。サルサが上手い娘も結構いて、高地であることも忘れ、六本木カリベなみに踊りまくり。あっという間に11時、この時間になるとサルサが流れなくなります、人も多くなり過ぎて踊れるスペ-スも無くなり、曲も普通のデイスコになってしまいますので今夜は終了です。

ミソロジ-  サルサ天国です。








3月15日 クスコ-聖なる谷観光-クスコ
昨夜、踊りすぎて寝過ごした!またクスコのガイドのオネエちゃんに起こされた。2日連続の朝寝坊で、時間に几帳面な日本人のイメ-ジは、これで崩壊したのではないかと思う。今日は、バスのオプショナルツア-で”聖なる谷観光”です。このツア-は、ウルバンバ渓谷を中心に、遺跡などを廻っていくル-トで、バスに乗っている間も窓から見るアンデスの景色が綺麗で飽きることがありません。昼食もツア-代金に含まれていて、けっこう豪華な食事で大満足です、個人的にはマチュピチュより良かったです。途中からカナダから来ていた女の子二人組とも仲良くなり、あ-じゃね、こ-じゃね、冗談言いながら廻っていたので、一日があっという間でした。

跡(オリャンタイタンボ)の一つ












っちこっちにアルパカやリャマがいます。






ビッフェ このテ-ブルが3種類あり。








観光に関係ないけど、ビックリな事が一つ、バスツア-なんで、各自集合時間は守って下さいとの説明があって、遅れた場合は置いていきますとバスガイドが言っていたんだけど、冗談かと思いきあ、帰りの観光地で何人か遅れたら、なんとホントに置いていって出発してしまった、信じられないっしょ!!
ペル-に行った際には、みなさん気をつけましょう。
8時過ぎに、クスコに戻った後、気分は、もう昨日のミソロジ-で踊りたくて踊りたくてしょうなかったので時間短縮の為、ホテルで食事を取る。トウルチャ ア ラ プランチャってやつ(ペル-風鱒の鉄板焼きかな)頼んだんだけど、、超ウマ、日本人だったら醤油かけて食べたい気分です。

トウルチャ ア ラ プランチャ 鮭の塩焼きみたいなもんです。








今夜は、9時にはミソロジ-に到着。入り口で上着預かってもらって、中に突入、もうやる気満々です。さほど上手くはないが、まあまあのテクの男は、昨日と同じメンツで3人、あとはあまり上手い人はいないかな。たまに見かける光景だが、踊れる男が少なくて、かなりのセリョリ-タ達はイスや壁にスタンバイ状態で早く誘って、ウズウズって感じです。
まさか、ここクスコの山奥でサルサが六本木バリに踊れるとは思っていなかったよ、しばらくし踊っていたらレッスン始めますって声がかかった!今頃?もう10時だよ?早い時間から踊りにきた訳ではないのでわからないが、レッスンは適当な時間にやってるのかもしれん...それよりビックリしたのは、レッスンをするのが、まあまあの3人の男達だったこと、ナント、ここのインストラクタ-だったのには笑った。
地元ペル-人は、小生が日本人なのは分かるらしいが、欧米人には何人なのか分からないらしく、いろんな人が、ずいぶんとどこから来たんだ、どこで習ったんだと聞いてくる。日本人で東京で踊っていると答えると、ト-キョ-サルサは凄いと関心していた...ここクスコには、今まで日本人がサルサを踊りに来たことはあまり無かったのかもしれない。
11時のサルサタイムが終了する迄、いやあ、いろいろな娘と踊った踊った、チョ-楽しい時間を過ごす事が出来て、ご満悦。
やっぱりサルサは偉大だな、世界中、どこに行っても、踊るということだけで、いろいろな人と打ち解けて仲良くなれる、ほんと言語以上に大切なもののようにいつも感じる瞬間だね。
明日はプ-ノという田舎街に移動なので、もう踊れません。

ミソロジ-のレッスン風景  激しい踊りでうまく取れず。







3月16日 クスコ-プ-ノ
今日は、クスコからチチカカ湖の起点となる標高3855mの街プ-ノに移動、長距離バスで所要時間10時間コ-ス。プ-ノまでの移動自体が観光コ-スになっていて、途中、遺跡や4300Mの地点などの観光ポイントを廻っていきます。車窓から見るアンデスの山岳風景は、とても素晴らしくて、しばらくは退屈しません、が、そのうちやっぱり飽きてきます。どんなにすばらしい景色でも、延々と続くとさすがに、なんとも思わなくなってきてしまいます。隣に座ったのが、若いカナダ人のカップルの旦那のほうで、以前なんでも新潟に住んでいたらしく、礼儀も正しく、ときおり話しても面白い人達だったのでまだ救われた。

標高4338地点の風景  はるか彼方の雪が綺麗です。













クイ(丸焼き前です)     途中、あのクイが飼育されているのが見られた。








10時間位かかったろうか、夜にプ-ノに到着。シャワ-を浴びたくなって、浴室を見たら珍しくバスタブが付いていたので、やったと喜ぶが、よく見ると栓がない、意味ねえな...
腹が減ったのでプ-ノの街中に食べに行く、ここは標高が高いので体調壊しそうだったから、綺麗な観光客向けのレストランに入った、試しにアルパカのステ-キをオ-ダ-する。

滞在したプ-ノのホテル





アルパカのステ-キ   激マズ。








これ最悪の料理でした、アルパカの肉は平気だが、味付けがまるで駄目、なんとフル-ツ味です、肉のソ-スが果実系の甘い味付け、上に載っているのもパパイアみたい。日本人は、食べ物を粗末にすると思われるのが嫌だったので、ソ-スをナイフでそぎ落とし、無理やり、ビ-ルで流し込む。あらかじめ言っておくが、これはメイン通りの綺麗なレストランという事もあり、たぶん欧米人観光客向けの味付けで、ペル-料理ではないと思います、
気を取り直して、ビ-ルを飲みに出る、サルサは踊れないが、サルサを聴くのは出来るという事で聞いたイケコスってところに足を運ぶが、閑散としていました、やはり、ここは静かな田舎です、今夜はとっとと早くホテルに帰る事にした。

イケコス 








長くなったから、後半は来月です。

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