2010/05/20

CDレビュ―mayo号

CDレビュ―2010年mayo号です。

5月です、気持ちの良い季節です。
インドア、アウトドア問わず、何をやっても心地よくて、個人的には一番好きなシ-ズンです。
皆さん、ゴ-ルデンウイ-クも終わって、いろいろな経験をしたんじゃないかな。
悲しきかな、大学卒業して、この仕事に就いて以来、カレンダ-通りの休みを過ごした事がありません...たまには、世間と同じ気分を味わいたいもんです。
まあ、世間と違った時期に取るのが出来るので、それそれで羨ましいと言われる事もあるから、どっちもどっちかも。
いつも思うんだけど、気がつくと、ホントに良い季節って貴重なんだよな、すぐ暑くなったり、はては寒くなったり...そういう意味では、この短い日々、大切に使いたいものです。

今月は一度聴いたら忘れない曲特集です。
音楽の出会いって、いろいろなケ-スがあると思うけど、一度聴いただけで、頭の中に記憶されるような曲があると思います。
今月は、数ある曲の中から、一部抜粋しての紹介です。

  TITLE                ARTIST      
Soul Of A Dancer          Edwin Rivera
今が旬というか、売れてるインストのアーチスト”Edwin Rivera”です。
サルサのア-チストに同じ名前のEdwin Riveraという人がいますが、まったく別人です。
最近では、全編インストのアルバムでこんなに評判になったのは珍しいかもなあ。
アルバムの中でも、動画の5曲目”Cuando Yo Te Vi”、これは最高の出来だね、踊らずにはいられない。
他でお勧めは、10曲目の”Beautiful”、どうもイントロは時代劇を思い出してしまうが、曲は上出来です。
この2曲は、カリベでも定番playlistなんで聴いた事があるかもしれないな。
曲を聴いた分には、ラテンジャズのアルバムと思われるかもしれないが、そうではありません。
なんて言ったらいいんだろう、ラテンフレーバーなものは根底にあるが、テクノやユーロみたいな曲もあって(今、そんなジャンルないか、クロスオーバーとかフユージョンって言わないだけいいか!)、まさに今風のクラブサウンドアルバムです。












2、Javier              Javier Vazquez
70年代のN.Y.サルサ・シーンを舞台に活躍したキューバ出身のピアニスト”Javier Vazquez”(espanolなんで、”はびえーる ばすけす”です)、1976年の作品です。
残念ながら、ビンテージもので手に入りません。
LPレコ-ドだったら手に入るが、さすがに車じゃ聴けないもんなあ...笑。
動画の曲は、”Tu no me has visto Miguel"、カリベでも定番playlist、このイントロを聴いただけで鳥肌が立ってくる、そんな興奮する1曲です。
サルサフォーラムって海外サイト(http://www.salsaforums.com/index.php)があるので、そこで調べた限りでは、彼のこの曲は全部で3verのアレンジがあるらしい。
1verはLa Sonora MatanceraのEn Grande っていうアルバムに入ってて持っているのですが、いまいちの出来でした、このverじゃないとイケてません。












3、The Best Of             rey roig
レイ・ロイグのbest盤です、N.Y.を舞台に、50年代から70年代に活躍したキューバ出身のピアニストです。
60年代には、CONJUNTO SENSACION というグル-プを従え、ピート・エルコンデ・ロドリゲスと一緒に活躍しています。
動画の曲”Por la Maceta”は、ええんでないかい、なんともいえない個性的なイントロから段々と盛り上がっていくのが、たまらない曲構成です。
他にも、”La macarena” や”cuchifritero”もgood、名曲 ”Punto final ”も必ず聴いて欲しい曲だなあ。











http://www.youtube.com/watch?v=cdBEfd8Qwt4&feature=related


4、THE BEST OF JOEY PASTRANA     JOEY PASTRANA
60年代から70年代にかけてN.Y.で活躍したティンバレス奏者JOEY PASTRANA (これまたスペイン語なんで ホエイ・パストラーナです、Joe Pastranaという名前で表記されているものもありますが、同一人物)のbest盤です。
FANIAのレーベルとなるインディ・レーベル"COTIQUE"に残されたサルサ、ブ-ガル-、彼の作品を集約したアルバムです。
容姿は、七三分けのインテリ風お兄ちゃんなんだが、当時はワルのイメ-ジでの作品作りを売りにしていたらしい。
動画の曲”Rumbon melon ”は、ダンサブルなパ-カッションをバックにして、けだるい声がなんとも、一度聴いたら頭から離れない曲です。














http://www.youtube.com/watch?v=JzO0cjTIqfI


5、PRINCE ROYCE      Prince Royce
最後は、バチャ-タの新譜です、コレは、絶対のお勧め盤、全曲良作揃いです。
サル友からの贈答品で聴いたんだが、一度聴いただけで虜になりました。
最近のバチャ-タシ-ンを見ると、どうも一発屋が多くて、Monchy & AlexandraやAVENTURA、XTREMEのような横綱級のア-チストが出てこない、そんな中、新星のごとく、出てきた期待の新進ア-チストです(両親はドミニカン、Bronx生まれのニュ-ヨ-カ-との事)。
動画の曲は、今、あちこちにPLAYされているので何度も聴いているでしょう、曲名は”Stand By Me”と”Corazon Sin Cara”。
たぶん、今年一番売れるバチャ-タアルバムになるでしょう、あまりにも良いから買おうかなとも...













http://www.youtube.com/watch?v=foyH-TEs9D0&feature=PlayList&p=552D788FB11CAF2C&playnext_from=PL&playnext=1&index=3


http://www.youtube.com/watch?v=fQw5zeaMPBk&feature=related


いつもの動画です、今月はFrancisco Vazquez特集です。
今度から曲名は無しにすることにしたよ...手抜きです。
      
1、http://www.youtube.com/watch?v=tr1HYGcVwgM
2、http://www.youtube.com/watch?v=MyjxU0OdCq8
3、http://www.youtube.com/watch?v=hS50zL9bdrU
4、http://www.youtube.com/watch?v=iO52P_VQMkg
5、http://www.youtube.com/watch?v=dz6GfCChs2Y
6、http://www.youtube.com/watch?v=ZQIcw-tOrfE
7、http://www.youtube.com/watch?v=D1hI9bTu1F0
8、http://www.youtube.com/watch?v=EqMkCIcUztY
9、http://www.youtube.com/watch?v=hiWPieLcZdc
10、http://www.youtube.com/watch?v=KCgfehsj2tc


ここのところ、カリベ以外のサルサバ-やイベントに出かけなくなった気がする。
いろいろな理由があるけど、一番の理由は選曲にあると思う。
聴いて良い曲っていうのは、必ずしも、踊ってよい曲とは限らない、俗に言うダンサ-向けの曲であって、踊りやすい曲というものがある。
やっぱり、サルサはダンスなんだけど、ベ-スにあるのはサルサって音楽であり、究極のところは良い曲、これがやっぱり、すべてって気がするね。

今年になって、つくばで踊れるようになってから、パ-テイ-でDJをする機会が増えたが、そういう事もふまえて、これはこれで楽しいもんです。
昔は、踊りたくてしょうがなかったから、DJなど、面倒だと思っていて、進んではやらなかったが...今は、つくばの人にも、良い曲をいっぱい楽しんでもらいたいので、やらせてもらってます。
DJは、自分が踊りたい曲を流せるから楽しい時もあるんだけど、逆にDJやってる時は踊れないから、そこは少し寂しい時もあるけど。


つくばでの、小生の選曲のパタ-ンは決まっています、ジャンルから言うと、サルサ3曲、メレンゲ1曲、バチャ-タ1曲というル-チンでまわしています。
だいたいサルサの合間にメレンゲ、バチャ-タで一息って感じかな、但し、パ-テイ-後半の場合、メレンゲやバチャ-タはあまりかけず、サルサONLYにしています。
やっぱり、パ-テイ-後半って、まったり踊るというより、どうしてもサルサで残り少ない時間をガンガンって雰囲気になるからね。
サルサ3曲の選定にも、パタ-ンがあって、スロ-、ミデイアム、アップテンポ(あまりに速いのは、踊れる人が限られるので避けてます)の順番で流しています。
スロ-な曲は、初心者、初級者に余裕をもって踊ってもらいたい、ミデイアムは全員、アップテンポはキャリアの長い人たち向けって感じです。
さらに3曲のPLAYLISTには、どちらかと言うと、聞き取りやすく踊りやすいロマンテイコ、ポップス系を必ず1曲入れてます。
つくばは、どうしても新しい人が多いんで馴染みやすい曲がいいんじゃないかとの勝手なチョイスです。あとは、そこに往年のヒット曲を併せて流してます。
往年のヒット曲も、なんでもよい訳じゃなくて、こだわりはあるんだよね。
サルサって、昔ヒットしたけど、今はまったくかからない曲がいっぱいある、逆に、今も頻繁に耳にする昔の曲っていうのがあって、そういうのが名曲になっていくのかもしれないが、そこいらへんを中心にかけてます。
個人的な経験からいうと、そういうサルサの名曲って、国内、国外問わず、どこのサルサバ-に言っても、かかってるんだよね。
見知らぬ旅先で、聴きなれた知っている曲で踊れるのは、なんか感激です、サルサは音楽もダンスも世界共通なのが、嬉しい限りです。
残りは、新曲かな、新曲はなるべく流したいんだけど、あまり多く流すと、知らない人が多いので盛り上がらない可能性大なんで、ちょこっと追加ってな感じです。
あまり多くはかけないが、マンボ、ラテンジャズ系、オ-ルドサルサあたりもなるべく流しています。
個人的には、コレ系のジャンルが一番好きなので、やっぱりかけたいんだよねえ、他には、ビンテ-ジもんもかな、これは完全な趣味です。
日本のサルサバ-(カリベは別格、ここのDJのセサルは凄い!!)では、大体かかる曲が限られているが、国内での有名DJのイベントや、また海外のYOU TUBEの動画なんかでは、よく耳にするビンテ-ジな曲もありますので、そういうのも聴いて欲しいと思ってます。
基本は、好きな曲のみの選曲にしてます、当然、名曲と言われるものでも好きじゃない曲はかけてません...古いつくばの人たちは知っていますが、例えばキュ-バンサルサは好きなジャンルじゃないので小生がDJする時は耳にする事はないと思います...笑。
まあ、つくばは小生の他に、ラテン音楽について詳しい人も何人か居るので、いろいろな人が代わる代わるDJを廻すのが偏りが無く一番良い形と思ってます。
人、それぞれ趣味、好みも違うしね、むしろ、どんどん、ラテン音楽に詳しくなって、いろいろな人がコレかけてくれとか、もしくはDJやらせてくださいとか、そんな事はどんどん歓迎ですね。


他、別の観点からの選曲だと、ラテン音楽って、聴いて良い曲が必ずしも踊りやすい曲ではないので、必ず自分でステップを踏んでイメ-ジを作ってから踊りやすい曲だけ選んでます。
演奏時間もあるね、良い曲と呼ばれるものの中には、非常に長い曲もあるけど、サルサをダンスと捕らえると、感覚的には最大6分以内の曲かな、長過ぎると、なんかだらけるんだよな、ほとんどは4分、長くて5分台の曲が気持ちよく、集中して踊れる感じがするね。
女性側からすると気にはしないかも知れないが、演奏時間が長いと個人が持っているスキル、バリエ-ションもあって、息切れもしちゃうしね。

今年もいろいろななアルバムを聴いて、いろいろな曲の発見があると思いますので、良い曲があれば、WEBやらDJやらで、逐次、紹介出来ればと思ってます。
最近は、多くのメデイアがあって、いろいろと音楽との出会いも様々です。
曲を聴いて、曲名、ア-チスト名が分からない場合もあると思います、分かる範囲で教えられるものは、HELPいたしますので、小生も含め、知っている人にどんどん尋ねてください。


最後に経験から一言、サルサの上達の早道は、サルサの音楽をいっぱい聴く事です、これは間違いのない事実です、今年も、いっぱい聴いてくださいね。


ROSA

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