2009/05/02

CDレビュ- 5月号

五月皐月号です。
爽やかな良い季節です、個人的には、一年でもっとも好きな季節かもなあ。
世間はゴ-ルデンウイ-ク真っ盛りというところですかね。仕事柄、こういう連休には人並みに休めない自分が辛い...悲。

今月もCDレビュ-は無しです、ラテンな旅行記の後半です。

3月17日 クスコ-プ-ノ
今朝、起きたら腹が痛い訳じゃないが調子が悪い、下痢ぎみです、やはり夜、身体機能が衰える間に症状が出るんだろうな。今まで平気だった小生の身体も、ここプ-ノが体力の限界らしい、富士山より標高が高いらしいから無理もないか。
今日はチチカカ湖に浮かぶウロス島を訪問する予定です。プ-ノの港からボ-トに乗って、トトラという葦で出来たウロス島まで行きます。プ-ノは標高が高いせいか紫外線がハンパじゃないです、暑い訳じゃないんだけど、強烈に日焼けします。ところが、夜は夜でかなり冷え込む、一日の中で寒暖の差がビックリするくらいあります(昼間は半そでで十分ですが、夜は厚めのフリ-スやジャケットがないと耐えられません)。
ウロス島では、ガイドや村の女性達(昼間は男達は漁に出ていて、女性しか島にはいません)がいろいろと島の事を説明してくれたり、葦の船に乗せてもらったりと、静かなひと時を過ごしました。

チチカカ湖          すごく静かな所です。














小さな葦の船

ウロス島訪問は、午前中だけの短い観光なので、午後には街に帰りです。体調のほうは、朝は下痢だったが、昼間はなんともなさそうです、ただ本調子でないのは自分で自覚している。
腹が減ったので、街に帰って昼食です、昨日、失敗したアルパカのリベンジをしたかったので、別の店でアルパカ&トウルチャ(鱒)を使った料理に再トライ。
料理が運ばれてきて、嫌な予感...甘い香りです。見た目は美味しそうだが、香りがフル-ツ系!!これも昨日と味は違うが甘い、この世の食べ物とは思えない出来。上に載っている黒いのは、なんとブル-ベリ-でした、簡単にいうと魚の切り身をアルパカの肉で巻いて焼いたステ-キをブル-ベリ-ジャムで煮込んだりしたような料理。
激マズ!!さすがに体調も本調子じゃないので、半分も食べられなくてギブアップ。ここも再度、言っておくがこれもペル-料理ではないでしょう。体調が芳しくなかったので、あまり考えずメニュ-の一番上に書いてあった適当なやつ選んだんだがなあ...経験からするとたぶん欧米人向けです、2連敗テクニカルKOです。

とってもジュ-シ-な味付けです。

今日は、夕方から、この街プ-ノからフリアカ空港というところまで、移動し、またリマに戻る予定になっています。フリアカ空港までの移動は、今回のツア-料金に入っていないのでタクシ-で行こうと考えていたが、確認したら50km位もある。プ-ノ案内ガイドのおネエちゃんに他にリ-ズナブルな交通手段無いのって尋ねたら、イメ-ジはよくわからなかったが乗り合い形式の車があるとの話だったので手配してもらう。
夕方、ホテルで待っていたら1ボックスカ-が来た。プ-ノの他のホテルを何箇所か廻った後、フリアカ空港まで行くことになっている様子。
真っ暗な道路をしばらく走った後、フリアカ空港に無事に到着。手続きを済まして、出発時間21時便に乗り込んで待機...が、しばらく待っても離陸しない!!機内で突然、一旦機内から降りて空港内ロビ-に戻ってくれとの放送...ガ-ン、またかよ!!
高地という事もあって、もう外も空港内ロビ-も夜はかなり寒い、ここで飛ばなかった場合、今夜どうすっかな?と考えながら、一時間以上、待っていたら、騒がしくなってきた。どうやら大丈夫らしい、ほんとほっとしたよ、マジで、また飛行機に乗り込んで、いよいよ出発です。
てなことがあって、リマに到着したのはまたまた深夜です。リマの初日の案内ガイドが迎えに来てて、また初日に泊まったホテルに送ってもらう。

3月18日 リマ-ナスカ
今日は、リマからパンアメリカンハイウエ-をひたすら走って、ナスカの地上絵を見に行きます。リマの案内ガイドが8時にホテルに迎えに来て、この車でナスカまで行くとの事?予定ではバスツア-の筈になっていたが...よくわからねえな、この国は...まあ、いいか、バスより、この車を一人貸切状態のが全然楽チンだから、こちらも好都合です。
このガイドはよっぽどサルサが好きらしく、ナスカの往復、ずっと車内でサルサをかけている...すぐ睡魔に襲われる、ペル-に来てから、毎日寝るのが遅いんで睡眠不足ぎみ、昼間の移動時間は寝ているパタ-ンが多くなったな。
ナスカまでの道程は、砂漠ばかり、景色が良い訳でもなく、かなり退屈モ-ドです。ときおり飽きては、ガイドのオッサンとフジモリの話なんか雑談しているうちにお昼頃にナスカに到着。
ここからナスカの地上絵を見る為に、乗客4人乗りのセスナに乗って遊覧飛行、飛行時間は、たったの20分位。ここに来るのに約半日かかるわりには、あまりにもあっけない観光です、なにも感動は無い、ただ現実に自分の目で見たという話のタネになったっていうだけかなあ。

ナスカの地上絵    ハチドリです。














遊覧飛行が終わると、またリマにトンボ帰りです、少し走って、すぐ昼食の時間になったのでロ-カルなレストランに入ってランチです。プ-ノから戻ったばかりで、朝はあまり調子が良くなかったが、リマ、ナスカと低地で過ごしているうちに体調は完全復活、すこぶる快調。カウカウデマリスコスってえのを頼んだ。シ-フ-ド系の煮込みだが、激ウマ...ちょっと黒いやつが気になるが、たぶんナマコ?やっぱり旅は体調の良し悪しが全てを左右するね。
食後は、また半日かけてリマに帰り、今日はほとんど車の中で過ごして一日が終了。リマに着いたのは、8時過ぎだったかな、さて今夜はどうすっか。日本でリマの街を下調べしてこなかったから、街の作りがよくわからん?リマには、旧市街と新市街って中心が二つあって、地球の歩き方で確認したら、滞在しているホテルは旧市街らしい、街の雰囲気からするに、夜遊びはやばそうな地域だな、予約の段階で安いところって頼んだから、ココになったんだろな、ちょっと失敗したなあ。
結局、タクシ-を読んで、新市街まで遊びに行く事にした。ペル-のタクシ-は、乗る前に値段を聞いて乗らないとボッタクリされるらしい、幸い呼んだタクシ-は相場通りだったが、このタクシ-のオヤジが、いやあ、喋る喋る、しまいには”ペル-の女は良いぞう”ってな感じで風俗のカタログまで出してくる。下ネタには適当に付き合いながら、とりあえず新市街のミラフロ-レンス地区の中心のラルコマルへ行ってくれと頼む。ミラフロ-レンスは、リマで一番華やかな地区で、若者に人気のスポットです。ラルコマルは、ここにある断崖絶壁にある巨大なモ-ルで、レストランやショッピング街があって、かなり夜でも賑わっているところです。ここでの夕食は、パエ-ジャとクリスタルってビ-ル、ペル-では、山岳地帯はクスケ-ニャってビ-ルだが、ここリマに戻ると、ほとんどクリスタルが一般的です、味も日本のビ-ルに似ていてgoodです。


クリスタル               パエ-ジャ             








食後は、ここのウエイトレスのオネエちゃんに聞いたらソンデク-バっていうサルサバ-があるとの事で、そこに遊びに行く事にした。ラルコマルから人に道を聞きながら歩いて、しばらくすると街の中心の広場近くのレストランが並ぶ路地の繁華街にありました。名前の通り、曲はキュ-バンばかりです、踊りもキュ-バンスタイルでした。踊っている人達はいますが、そう賑わっていなかったのでサルサをしばし聞きながらビ-ルを飲んで、適当な時間で、またタクシ-を拾って旧市街へ帰りました。









3月19日 リマ-マイアミ
今日は、リマからマイアミに夜の便で出国予定なんで、昼間はフリ-タイム。ペル-に来てから、ずっと忙しいスケジュ-ルで動いていたんだが、今日はリラックスです。朝、ゆっくり起きて朝食、昨夜、遊びに行ったミラフロ-レンス地区にタクシ-で出掛ける。昨日は夜だったので街の全景がよく分からなかったのだが、昼間は絶壁からの大海原も見渡す事も出来て、ほんとうに綺麗なところです。
ちょっと歩いて、断崖絶壁の降り口を探して、海岸線まで降りて散歩です。浜辺は、みんな水着になって日光浴を楽しんでしたり、沖合いはサ-フィンのポイントでもあるので、なんかペル-って雰囲気ではありません、トロピカルとは言わないが南国って感じです。一応サ-ファ-なんで、波を見るとやりたくてやりたくてしょうがないが、サ-フトリップでないので、ここでは我慢するしかありません。














散歩の後は、レストランで海を見ながら遅めの朝食です、料理はチュペデカマロネスってやつを頼んで、ビ-ルはリマお決まり、クリスタル。日差しも強く、散歩もして汗をかいたせいか、この昼間のビ-ルの美味い事、美味い事、極楽だな。チュペデカマロネスってやつは、ペル-風シ-フ-ド雑炊って感じだね、真ん中の白いのはタマゴでした、クリ-ミ-なス-プの中に、海鮮もの、野菜、ご飯と入っていてでカナリ美味い。その後、散策したり、ベンチでまったりしたり、お茶しているうちに、あっという間に夕方になったので、夜のマイアミ行きの便の用意もあるのでホテルに帰る。夜は、22時50分の深夜出発便に乗り込む、今夜は機中泊で明日の朝、マイアミに到着予定です。









3月20日 マイアミ-カンクン
朝、5時半、マイアミに到着、カンクン行きの便に乗り換えです、カンクンまではすぐなのでお昼前には到着。最初、カンクンには来る予定ではなかったが、3年前に南米旅行にいった際、帰りのフライトで疲れがたまってつらかったのを思い出し、今回は少しでも楽に帰りたいとの理由での寄り道です。空港を出ると強烈ではないが日差しが強い、暑いな。カンクンのお迎えガイドは日本人でした、それだけ日本人の観光客が多いんだろうなあ。車でホテルまで送ってもらう、カンクンの街並みは見た目、かなり欧米化された観光地という印象を受ける。



ホテルに着いて後、洗濯物がたまってたんで、ホテルのランドリ-サ-ビスを頼もうとしたが、やってないとの事。自分で洗濯すると乾くのに時間がかかるので、近くのラバンデリア(洗濯屋)に出しに行くついでに、カンクンの中心街に散歩に出掛けた。ホテルの中心街近くから海岸に抜けると、エメラルドブル-の海が広がる...ここは楽園だな。




海の見えるレストランで、ドスイキトスってビ-ルを頼んで休憩、メキシコという事もあって、どこでもトルティージャチップスが付いてきてくれるのが嬉しい、コレだけでビ-ルがはかどる。昼間っから、良い身分だな。










ホテルに戻って、夜までゆっくり休憩、さて今夜はどうするかな?とりあえずホテルから、夕食に中心街に出掛けようとすると、雨がパラパラと降ってきた、雨の中、歩くのは面倒だったので、ホテル前に停車しているタクシ-に乗って、”どっか安くて美味いところないの?”って、聞いたら、”中心街は観光地値段で高いから、ダウンタウンがいいよ!”と...車を走らせて、ある綺麗なレストランにつれていってくれた。ここカンクンはシ-フ-ドが美味いので、ロブスタ-の焼いたやつを頼んだが、ここは確かに安くて美味い、庶民派レストランというとこかな。

ところで、このタクシ-のオヤジも、ペル-のタクシ-のオヤジと同じで喋る、喋る、しまいには”メキシコの女はいいぞうっ”って、ここでも夜のパンフレットを見せてくる、またかよ!!下ネタは適当にかわして、サルサ聞いたり、踊れるところでいい場所ないの?って、尋ねたら、同じダウンタウンに、サボルラテイ-ノとマンボ-ズカフェのというのが、2軒あるとの事。とりあえず、名前が気に入ったので、マンボ-ズカフェに行く事にした。


ここはけっこうでかいです、中には、ビデオスクリ-ンが2画面映し出され、ラテン音楽がひっきりなしに流れています。ただし、時間帯や曜日に関係があるのかもしれませんが、踊っている人はそう多くはありません、どちらかというと、みんなおしゃべりしながら、音楽を聴いている雰囲気です。カンクンで夜遊びできるのは、今日一日なので、もう一軒、中心街にあるアス-カルって店に行きたかったのもあり、ここは早めに切り上げです。




アス-カルって店は、地球の歩き方や地元のパンフレットにもサルサで紹介されているバ-で、ホテルエリアの中心街に位置しています。
中に入るとライブがやっていて、そう多くはありませんが、みんな踊ったり、聴き入ったりしていました。ただ、ここはカップルやファミリ-、友達同士の仲間うちで踊っている雰囲気が強く、とっかえひっかえパ-トナ-を変えられ、みんなが踊れる感じではなかったので、少し残念でした。









3月21日 カンクン

今日は、予定通りの朝寝坊です、12日間の旅も実質、今日で終焉です、楽しい事はあっという間に終わっちゃうな。ま、まだ今日一日、ゆっくりできるから、せい一杯楽しみたいところです。


お昼になったんで、ホテルエリアの中心街にランチに出かけ、メイン通りのレストランに入って、シ-フ-ドのグリルセットを頼んでみた。セットものだったんで、ウエイタ-に、これ一人じゃ量多すぎない?って尋ねたら、大丈夫、大丈夫って、笑顔で答えたので、決定。



しばらくすると、火がついた網に載ったシ-フ-ドがたんまり運ばれてきた、なんだ、なんだ、これ量多すぎて食べられねえよ。んん、取り皿が二つ??なにい!このセット料理、二人分なのかよ、だから最初に聞いたんじゃん。
さすがに、海鮮ものが好きな小生でも、7割位食べたところで終了、チ-ン。腹が張り裂けそうだ、完全な食い過ぎだな。隣の外国人もよく食べるアジア人だと思ったに違いない。



カンクンの昼間は暑いので、ホテルに帰ってゆっくり過ごそうと帰る。小さなホテルだが、ここカンクンは欧米化されているのかプ-ルがついているので、読みかけの本片手にマッタリ...昼寝したり、テレビでWBC見たり、今夜立つ準備なんかをしているうちに夕方。



めったに旅先で日本食を食べる事のない小生だが、しばらく食べていなかった日本食をむしょうに食べたくなったので、夜は中心街にあるハナイチって日本料理店に出かける、ウエイトレスは日本人のかわいいおねえちゃんだった。メニュ-を見ると刺身や寿司、枝豆やら、見慣れた日本料理メニュ-に目移りしてしまう、ビ-ルもなんとス-パ-ドライが置いてある。
すかさずス-パドライを頼むとサボテンの佃煮がついて来た、味は醤油ベ-スの日本風、イケルな。
昼間、あんなに食べたのに日本食だと、またいくらでも食べられるから不思議だ。値段も考えずに食べていたら、チェックの際、けっこう取られてビックリした。
明日、6時のダラス行きの便なので、今夜は空港に3時位に行かなくてはならない。寝ると起きられそうにないので、ホテルに帰ってテレビ見ながら過ごす。

3月21日 カンクン -ダラス-成田

カンクンの案内ガイドが3時に迎えに来て、空港まで送ってくれる。空港までの間に、カンクンの中心街を通ったが、人、人、人でごった返ししている、ここカンクンは夜は昼間とは別の顔になる、暑い昼間から開放されたように、みんな中心街に繰り出して遊びに来る。
もう少し、ここも滞在したかったが、帰るしかありません、機会があったら、また来たいところの一つです。

日本までの長い長いフライトの始まりです。帰りたくねえなあ...帰った次の日から仕事だもんな、超キツっ!!
観光はもうないので、ここで旅行記は終了です。
国外、国内限らず、サルサが踊れると昼の観光プラスアルファ-で夜の楽しみも増えると思います。
この連休も、楽しい経験、出会いなど、素敵な思い出を作って下さい。
別件だが、成田に到着した日には、貨物用飛行機が墜落してたけどなんとか降りられ、最近では、新型インフルエンザにも巻き込まれなくて良かったなあと、しみじみ...
ROSA

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