つくばサルサ【Salsa en Tsukuba】: CDレビュ

CDレビュ－12月号です。

祝！このレビュ－も８年目に突入です、何が祝なんだかっ！！

まあ、素人レビュ－なんで、適当な記事しか書いてないけど、少しでもラテン音楽を知るきっかけになれば、少しでもサルサに興味を持ってもらえればと、結構、面倒なもんだけど書き続けています。
サルサを始めた初心者、初級者の頃ってさ、何買ったらいいの、何処に売ってんの、とか、ほんと何にもわかんないと思うんだよね、そんな人の手助けになれば幸いです。
自分を振り返ってみても、今じゃ笑っちゃうけど、近所のCD屋さんに買いに行った思い出があるもんな、サルサのCDなんか、つくばに売ってる訳ねえよな。
（ところが、エルビスクレスボのメレンゲは売ってたんだよ！）。

でも、今はネットが発達したお蔭でホント恵まれてるよねえ、昔はサルサの曲なんか、あっちで発売されてから日本で流行るまでに、早くて1-2年後くらいのタイムラグがあったと思うけど、今じゃほとんど同時発売、まさにリアルタイムでの流行だもんな、凄え時代になったもんだよ。
何より便利なのは、試聴が出来るって事だよね、ましてはYOU　TUBEに代表される動画SITEの登場で、好きな曲が試聴どころか、まるまる聴く事が可能になったり、CDになっていないアナログ盤の曲が紹介されていたり、昔からすると夢のような環境になったもんだ。

やっぱり音楽を深く知るって事は、大事な要素だと思うんだよ、何よりも、曲を多く知っていればいるほど、踊りに余裕が出来て、俗に言う”音にハメるダンス”が出来る、当然、曲の流れに合わせて感情も乗せられると思うんだよね。
サルサは、体操とか、単なる運動じゃないんだから、リズムに乗って踊ればいいっていうのは、寂しい気がしてならない、歌の意味は全部理解できないだろうけど、せめて雰囲気に合わせて踊ってほしいなと．．．

さて、さて、今月は2013年の総括です。
これは聴いて欲しい、買って損はない、個人的に聴いた中で勝手に本年度のBEST5アルバムです。

１、3.0　　　　　　　MARC ANTHONY
今年一番のアルバムは、やっぱりコレだろ!!
サルサ界のキング、カリスマカンタンテ”MARC ANTHONY”、サルサとしては10年ぶり、満を持してのニュ－アルバム”3.0　”です。
冒頭の”Vivir Mi Vida”は、アルバム発売前に先行リリ－ス、早々とビルボ－ドのtopに躍り出る快進撃！
プロデュ－サ－は、大御所Sergio George 、面白いところではパ－カッションに、あのコロンビアのDiego Galé が参加、秀作揃いのご機嫌アルバムです。
動画は、ヒット中の”Vivir Mi Vida”と”Hipocresía ”をupです。

http://www.youtube.com/watch?v=YXnjy5YlDwk
http://www.youtube.com/watch?v=cCt1qAML8ZQ

２、ME LLAMARE TUYO　　　　　　　　　　　　　VICTOR MANUELLE
こちらも本年度の話題作、ス－パ－スタ－”VICTOR MANUELLE”の新譜”ME LLAMARE TUYO”です。
大ヒットの前作”BUSCO UN PUEBLO”からの”si tú me besas”は、現在もクラブシ－ンでヘビロテされ、記憶に新しいと思いますが、ニュ－アルバムも、基本的には同じ路線です。
先行リリ－ス、アルバムの冠タイトル曲”Me Llamaré Tuyo”、いやあ、MANUELLE節、しっぽり聴かせてくれますねえ、どっぷり、これぞロマンチカ、これぞエロチカめろめろです。
個人的なお勧めでは、2曲目の”Como Antes ”も好きな曲です！

http://www.youtube.com/watch?v=b4x38ic-l9s
http://www.youtube.com/watch?v=2YrGGPFHArk

３、DIOS Y NO LA CARNE Angeles
URBANOから一枚紹介、コロンビアの人気グル－プ”Angeles”の”DIOS Y NO LA CARNE ”です。
コレ、日本じゃ騒がれてないんだけど、スゲエ、いいアルバムなんだよね。
秀作揃いの好盤なんだが、お勧めを強いて言えば、”YO TE AMO ","Te Imagino"あたりかな。
でもさあ、最近のコロンビアもんは、ずいんぶんとサウンドが変わってきたなあ、音楽の世界も国境がなくなってきた、そんな感じがするね。

http://www.youtube.com/watch?v=GZw_J-7_Vf0
http://www.youtube.com/watch?v=LsgyPN2XlWw

４、El Puente (the Bridge) Steve Pouchie
Latin jazzからも一枚リコメンドです、ニュ－ヨ－クのバイブ奏者”Steve Pouchie”の”El Puente (the Bridge)”、久々に感動した強力バイブアルバムです。
正直、前作"Vibe Mania"と比較したら、遥かにパワ－アップ、まるで別人の作品じゃないかと思ってしまうくらいの変貌です！
ちなみに、最近の日本のクラブシ－ン、Latin jazz系でヘビロテされてるのは、Al Delory、Wendell Rivera、それと、この Steve Pouchieばかりって感じです。
お勧めは、頭から”Journey into Outland”、” Picadillo”、” Take Five ”(残念ながら動画がない！）の3曲です。
ちょっと長い曲なんで、エルトリ－トではフェ－ドアウトしてかけてます。

http://www.youtube.com/watch?v=lLdL_s_6KUA
http://www.youtube.com/watch?v=bq5Y513KIbU

５、Soy El Mismo 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Prince Royce
バチャ－タからも一枚、今更、紹介するまでもないが”Prince Royce”の”新譜Soy El Mismo” 、これを聴かずして、現代のバチャ－タを語るなかれだな、はっきり言って、 2013年もRoyceの一人勝ちの様相です。
まだ若いんだよな、24歳、去年のラテンビルボ－ドアワ－では、史上最年少での受賞！　まさに、ラテン界に舞い降りた天使の歌声だと思う。
甘いマスクに加え、この声だものなあ、世界中の女性達の心、鷲掴みにしちまう訳だ．．．笑。
　　　　　　　　　　

つくばサルサ【Salsa en Tsukuba】

2013/12/28

CDレビュ－12月号

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