2015/02/26

CDレビュ-3月号

CDレビュ-3月号です。
春らしくなってきましたねえ、桜の開花が待ち遠しいところです。
サルサは、ちょっと小休止中です。
まあ、それでも月1回位はカリベに踊りに行ってるけど...たまに行くと新鮮でいいよね、いろいろな意味で、新たな発見もあったりしてさ。

さて、今月は、個人的に、誰の曲か知らなかった特集です(そんなの特集じゃねえだろっ)。
そういう訳で(どういう訳だっ)、曲は聴いた事があるのですが、しばらくの間、分からなかったア-チストのアルバムの紹介です。

1、Al Borde De La Cama Puebl           Orquesta La Fuga  
コロンビアの若手ユニット”Orquesta La Fuga”の”Al Borde De La Cama Puebl ”、2001年の作品です。
もちろん有名な曲は、3曲目の. ”Amiga Mia”、この曲は今でも頻繁にかかるヘビロテ曲ですが、しばらく誰か知らなくてわかりませんでした、つくばでもよくかけたので聴いた事があるかと思います。
アルバム参加メンバ-は、大御所”Diego Gale”!、他、Charlie Cajares 、Jimmie Saa 、ボ-カルは” Elvis Magno”で、コロンビア最強布陣で聴かせてくれます。













https://www.youtube.com/watch?v=4Bi0uMmk7Xw

2、Rumbo a La Rumba                Glenn Monroig
Jon AndersonがWindham Hillレコードと画策した南米ミュージシャンとのコラボレーションで参加したプエルトリコ San Juan出身のシンガーソングライター”Glenn Monroig ”のアルバム、1995年作です。
ラテンの名門RMMとの印税訴訟で会社が傾いたほどの売り上げを誇ったアルバムと言われてます。
”Segundo A Segundo ”、コレが、また素敵な曲なんだな、スーパ-ロマンチカでどっぷり陶酔です。













https://www.youtube.com/watch?v=W1eoB76DGws

3、Orquesta Yambao                  Llevame A Tu Mundo
コロンビアの若手サルサグル-プ”Orquesta Yambao”、2013年の新しいアルバム”Llevame A Tu Mundo”です。
典型的なテンション高めのコロンビアサウンドなので、昔のア-チストの曲だと、勝手の思ってましたが、実は最近の作品だと気付きました。
”Orquesta Yambao”は、90年代に首都ボゴタで結成されたオルケスタです、もちろんコロンビア最大のレコード会社、フエンテスがリリース元です!
クリアでポップなボーカル、軽快なサウjンドが心地よく、聴きやすいし、踊りやすいし、これぞ王道コロンビアサルサ!













https://www.youtube.com/watch?v=g5Pud6w2CGk

4、Algo Diferente                   DANNY GONZALEZ
プエルトリコは”DANNY GONZALEZ”の”Algo Diferente”、レーベルBRONCO -1985年のアルバムです。  

”LA VIDA DEL MUSICO”と”Buscando Mi Gente ”は、今もたまにかかる曲ですが、もっと少し古い時代のアーチストの作品だと思っていました。 
彼の70年代に出された名盤”Tremenda Bronca ”とは、まったく違ったサウンドのアルバムの仕上がりです、ジャケが地味で損してるね。      












https://www.youtube.com/watch?v=-wU5L10QK3o&spfreload=10
https://www.youtube.com/watch?v=frhzncRYMpA&spfreload=10

5、Con Mucho Mas Amor      Cheo Andujar
” Cheo Andujar”の ”Con Mucho Mas Amor ”、2007年の新しいアルバムです。
ウィリー・ロサリオ楽団のカンタンテとして活躍していたソネーロです、去年、”Poder Intimo”リリ-ス、今が旬のア-チストです。
80年代のサルサ・ロマンチカの流れ、そのままの美しいメロデイ-をバックに、哀愁感漂わせながら歌い込んでくれます。                                             
                                                                      



https://www.youtube.com/watch?v=os3yVBkA_LU


適当に動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=jvGWp8ftqYU
https://www.youtube.com/watch?v=8AIaGw245bI
https://www.youtube.com/watch?v=ry2tGVsqHfg
https://www.youtube.com/watch?v=V4s806JKdPU
https://www.youtube.com/watch?v=gdru9BEx1tA



話は変わって、趣味の話です...
数年前から北海道によく遊びに行ってます。
自然が好きで、北海道に魅せられて、初めて訪れた時、森に行けばキタキツネやエゾシカ、船に乗ればクジラ、ヒグマ等の野生動物が普通に見られる光景に感動させられたものです。
最大の興味は、本州ではまず見る事の出来ない、海獣類(水生哺乳類)、名を挙げれば、トド、アザラシ、チャチ、ラッコ等の野性動物です。

今回はトドの話です。
トドの繁殖地は千島列島やアリューシャン列島-カムチャツカ半島東部、カリフォルニア州にかけての地域に点在していて、日本には10月から5月に千島列島の個体群が、北海道沿岸域(礼文島、積丹岬、根室海峡など)へ回遊してきます。






































 トドは、オスは最大全長3,3メ-トル、体重は1トン、メスは2メ-トル、305キログラムとアシカ科最大種、日本で見られる最大級哺乳類です。
 5-7月になるとオスが上陸して縄張りを形成し、数頭から数十頭のメスとハーレムを形成、主に6月に1回に1頭の幼獣を産む、授乳期間は1-2年。オスは生後3-4年、メスは生後4-5年で性成熟する。
トドは、 世界的に減少していることから保護が叫ばれるようになり、環境省もレッドリストで絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)に分類、24年のレッドリスト見直しでは、準絶滅危惧へとランクが下がった。







 肉眼ではどこに居るのか厳しいです。




















毎年、上陸する訳ではないが、今年は、100頭以上、上がった日があります。







  ちなみに、一般の展望台の塀を乗り越えて、道なき深雪をかき分け歩いて、断崖絶壁の先端で撮影してます(落ちたらマジで死んじゃうので細心の注意です)。




















本州の人は、知らないだろうが、北海道ではトドは駆除の対象です(北海道でも、海岸地域に住んでないとあまり知られていないらしい)。
毎年秋から春にロシアの繁殖地からトドが南下すると、刺し網にかかったニシン、カレイ、ホッケなどの魚を食べたり、網を食いちぎったり、多大な漁業被害が発生するからです、その額は、15億から20億円とも言われています。



















国は漁業被害を減らす為に、毎年200頭以上駆除してきましたが、去年、トド駆除上限数(採捕枠)が、501頭と従来の2倍となりました。



















実は、このトド駆除上限数(採捕枠)というものが、いい加減な数字なんです、トドはトドハンタ-と呼ばれるライセンスの持った人達が猟銃で撃ち駆除しています。
トドは、マイナス浮力の動物なので、撃ってすぐ引き上げないと沈んでしまうので、回収するのが難しく、かなりの数が回収できないそうです。
駆除上限数(採捕枠)というのは、回収できた頭数の届け出なので、実際は何倍も殺されている現状になっています。








 3月ともなると、このファミリ-がシ-ズン最後のトドになりそうです。















































北海道、知床が世界遺産に登録されたことから、トドの駆除に関しては議論が起こっています。
トドは世界的に見れば個体数の減少により保護が叫ばれています。
例えば、1960年代には2万頭ちかく来遊していたトドが2000年以降5,000頭ほどまでに減少している事実があります。
アメリカ、ロシアでは絶滅危惧種に指定されており、前述のように日本によるトドの駆除は非難されている、それに対して漁業被害が深刻なことから漁業関係者らは駆除の継続を求めている。
もっとも、漁業被害はトドの減少を始めた1960年代から悪化し、個体数が減少しても被害は増加するという悪循環に陥っている。
簡単に言うと、漁業資源の乱獲によって、海に魚がいなくなったからです、トドは非常に知能が高い動物なので、魚がいないから、魚のいる網のほうを狙います。
知り合いのダイバ-に聞くと、乱獲も原因ですが、底引き網等で海底の生態系を崩してしまうのも原因と言ってました。





上がメス(犬のラブに気のせいか似てます)、下がオス(祖先は、熊という説があります)です。













機会があって、トドの解体に立会いました。




 トドの解体には、水産庁や大学の獣医学科が一緒に立会い、調査が実施されます。










 誰しも野性動物を守りたいのは当然ですが、生活も大事な事、非常に難しい問題です。
わかっている事は、一度、生態系を壊してしまうと様々な歪が生じて、すぐには元に戻せない
という 事なんでしょう。
かわいそうだよな、人は魚以外、何でも食べられるけど、あいつらは魚しか食べられないもんな。
トドは、海のギャングと呼ばれていますが、実際は非常に憶病で、知能が高く、社会性の持った動物です。
南下してくる彼らの中には、生まれてまもないトドもいるのですが、仲間同士で周りを囲みながら、荒波の中を長距離移動してくるらしいです、 中には白内障で目の見えない個体も助けながら一緒に南下してくるとの事です。
野生動物は、逞しいよなあ、大自然の驚異にはいつも驚かされます。


                                      3/14 撮影

 

終了です。





ROSA


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