つくばサルサ【Salsa en Tsukuba】: ＣＤレビュ

ＣＤレビュ－７月号です。

梅雨ですねえ、じめじめと憂鬱な毎日が続いています。
強烈な暑さがやって来る、これからの真夏を考えると、身体には優しいから、これはこれでいいかもな。
ただなあ、やっぱり雨が続くとアウトドア中心の趣味を持つ身にとっては、どうしても条件も限られてくるし、残念なんだよねえ。
まあ、多くは望まないけど、例年通りには、この梅雨が明けてくれることを祈るよ。

関係ないけど、チョイ撮りです。

近所のレストランにいる子ヤギです。

さて、今月は新譜でも紹介しますか。
このところ、ぱっとしないラテン音楽シ－ンなんだが、ぽろぽろと良いアルバムが出てきています。
少し、気になった最近の作品の紹介をしましょう。

１、Mujer Frente a La Cruz 　　　　　　　　　　　　　　　Son By Four
懐かしいサウンドが帰ってきました、90年後半、サルサ界のみならず、ラテン音楽シ－ンに衝撃を与えたプエルトリコ出身のニュ－ジェネレ－ショングル－ポ”Son By Four ”、実に久々6年ぶりの新作です、angel　lopezがいないので、Fourじゃないんだけどな．．．さすがに、メンバ－もオッサンになったな．．．
とは言っても、サルサは11曲中、最後の3曲だけ、1曲~9曲目まではポップス&バラダ系のトラックです。
彼らを知るサルサファンとしては残念だけど、現在はポップス系アーチストにしっかり変身しちゃってます、でも、3曲もサルサ収録したってことは、やっぱりリクエストがあるってことだろうね！

https://www.youtube.com/watch?v=xDZB5GrtTSw&list=PLGqVNX6BkC4PzXwY8I61glpnCjBYhYfnT&index=6
https://www.youtube.com/watch?v=8RC49DxKSwQ

２、Caminos　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Edgar Daniel　　
2005年、MPからデビューしたプエルトリコ出身のポップ系若手サルサ・カンタンテ”EDGAR DANIEL”の2015年新作、デビュ－から4枚目に当たる作品です。
前作、2010年の”A LO PICASSO...”から間が空いて時も過ぎ、以前より、よりメロ－でアダルトなサウンドに変わった印象を受けます。
競演メンバ－も、Maelo Ruiz, Victor Copello, Chewy Ramos, Edgar Daniel, Jose Ernesto, Luisito Carrion, Primi Cruz と豪華参加です、マイアミ・ポップ・サルサの王道を行く好盤！

https://www.youtube.com/watch?v=05T_gnoGALk
https://www.youtube.com/watch?v=z4NAcE3hAEs

３、Salsa Pa'l Mundo Entero 　　　　　　　　　　　　　　　Ray Rodriguez　Y Swing Sabroso
”Ray Rodriguez　Y Swing Sabroso”の”Salsa Pa'l Mundo Entero”、今年の目玉アルバムだな。　　　　　　　　　　　　　　　
Ray Rodriguez　は、70年代、TICO、COTIQUEなどに多くの名盤を残した、ニュ－ヨ－クの伝説的バンドリーダです、まだ健在だったんだ、ビックリ！
本作は、彼が率いるラテンオルケスタ”Swing Sabroso”、実に9年ぶりとなるニュー・アルバムです。
メンバ-は、Hector Davila, Ruben Rodriguez, Richie Viruet, Chris Washburne, Eric Velez, Ray Colón, Willie Ruiz, Pablo "Chino" Nuñiez, Jorge Maldonado, Ray Vieraといった現在のニュ－ヨ－クサルサ/ラテン・ジャズ界のトップ・プレイヤー達が参加、2015年のサルサ・アルバム、衝撃の話題作になるでしょう！

https://www.youtube.com/watch?v=baY99ixOKn0
https://www.youtube.com/watch?v=WWVQL5fCPr0

４、40 ANOS DE SALSA　　　　　　　　　　　　　　　　Mickey Cora Y Su Orquesta Cabala
”Mickey Cora Y Su Orquesta Cabala”、こちらも70年代に活躍した大御所のアルバムです。
COMBO、VAYA、BRONCOから名作をリリ－ス、ウィリー・ロサリオ、パポ・ルッカ、ボビー・ヴァレンティンなどと共演、プエルトリコ・サルサ、名トランペッバンドリーダーである”Mickey Cora ”、彼が率いる”Orquesta Cabala”、待望の新作となります。
サミー・ガルシア、ジミー・ガルシア、チェオ・メディーナ他、実力者が多数参加、切れ切れ、ハ－ドドライビング、duraなサウンドは健在です！

https://www.youtube.com/watch?v=hobCE763fTA
https://www.youtube.com/watch?v=WMnwLfiZwNg

５、2 EN 1　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ORQUESTA DEE JAY
遂に出ちまったか！！”ORQUESTA DEE JAY” の1970,1971年に残した名盤2作分収録”2 EN 1”、オールドサルサマニア、レーベル”MH RECORDS”から貴重な復刻です。
”ORQUESTA DEE JAY”は、元々はロック・バンドを組んでいたバンド・リーダー:George De JesusがNYCの若手アーチストを率いて1968年に結成したオルケスタです。
個人的に大好きなオルケスタで、高い金出して、オークションで落としたアナログ盤を保有しています、CDに落としたやつを、たまにパ－テイ－でかけたりしたんで、聴いた曲もあるかもしれません。
いやあ、重厚なサウンドが何回聴いてもいいやね、当時のやさぐれた風情がなんともいい、脱帽です。

つくばサルサ【Salsa en Tsukuba】

2015/06/21

ＣＤレビュ－７月号

0 件のコメント:

コメントを投稿