2011/06/04

CDレビュ-JUNHO号

CDレビュ-JUNHO号です。

月日の経つのは、早いもので、今年もまもなく折り返し地点です。
3月に大震災があって、気がついたら半分費やしてしまいました。
まだまだ復興迄には程遠いだろうが、ニュ-スを見ている限りで言えば、一時の悲惨な状況からは一歩一歩改善されてきているようです。
心無しか安堵感も感じます、ちょっとずつ前進あるのみですね 。
人は、それぞれ考え方が違います、出来る事も違います。
でも、みんな頑張るという気持ちは、同じなんじゃないかなあって思います。
さて、残り半年、しっかり踏ん張って歩んでいきましょう。

ちなみに、明日はチャリテイ-サルサです、みんな、遊びに来てくださいね!!


今月は、2011年も半年も過ぎたという事で、最近のラテンシ-ン、流行の象徴であるCDの紹介です。
いろいろな国のラテンチャ-トも見ても分かるように、国によって、人気のあるア-チストは違います、当然、流行っている歌も違っています。
サルサの世界は、人気の曲があっても、世界中に広がるのが遅いのが特徴だが、まあ、ここ数年の世界的な流れ、ブ-ムになるであろう代表的な作品のPICKUPです。

1.Welcome to Salsopoli     Berna Jam
Michael JacksonのYou Rock My World をSALSA remixして、世界中を席捲した売れっこDJ
”Berna Jam”の最新盤です。。
以前にも、数曲でのダウンロ-ドreleaseはありますが、まとまった作品として世に出すのは、初アルバムだと思います。
なんか、この人の音楽は新しい感覚だよね、サルサというよりサルサトンなんだろうが、レゲトン、クバトン等、今風なエッセンスを取り入れながらも、曲によってはクラシックなものも感じる、キュ-バ色が強いかな。
ラテンシ-ンで、これほどDJが大きくクロ-ズアップされた事はない、彼が、この業界にもたらしたものは大きい。
だいたい、Michael Jackson - You Rock My World にしたって、CDが出ていた訳じゃない、最初の頃なんか、あの曲は、いったいどうしたら手に入れられるんだって、世界中のサルサのWEBで大騒ぎになっていた程だ!
お勧め曲は、なんといっても”Con el Berna Jam ”、これは、とにかくカッコ良過ぎ!
”Fiesta”、”Mi rumba ”、あたりもいいね。
ちなみに、このアルバムには、”Michael Jackson - You Rock My World ”は入っていません。













http://www.youtube.com/watch?v=RnfGBeWSMT8
http://www.youtube.com/watch?v=54V77sDy-6E
http://www.youtube.com/watch?v=REa9oxiAO8A


2、Voglio scoprir l'America     El Rubio Loco
”El Rubio Loco ”、彼が有名になったのは、動画にある”salsaton”っていう曲名通りのサルサトンのヒットが大きいと思う。
それまで、ラテン音楽シ-ンの中でサルサア-チストがサルサとレゲトンとの融合を図って、いくつかのアルバムを出してきたが、どうしてもしっくりとこない、はっきり言ってイマイチの曲が多かったのが事実だ、ところが彼のサルサトンはイケる。
この人の才能は、アルバムを聴いてもらえばわかるが、このサルサトンだけではない、伝統的なサルサも歌えるし、しっぽりバチャ-タも歌える、マルチな才能に、これからも目が離せない注目ア-チストである。
動画の曲は、”Salsaton”、”Salsa Italiana”、”Gozalo ”、盛り上がります。













http://www.youtube.com/watch?v=zrON3qfvmwM
http://www.youtube.com/watch?v=luEv5dYqkEQ
http://www.youtube.com/watch?v=-1Qc3Jzia_4


3、Bailando              Mojito Project
”Mojito Project”は、DJ4人組みによって結成されている音楽集団である、グル-プというより、ユニットである。
2006年頃から活動していて、従来のBachataにエレクトロニクスサウンドを融合させた新しい音楽を生み出した、当時は、伝統的なバチャータとは別ものという事で、バチャータ・ポッップとジャンル分けしていたが、今では、多くのア-チストがこれらの手法を取って、様々なバチャ-タを作り出している。
Mojito Projectを最初に知ったのは、Jorge というちょっと太めの有名バチャ-タインストラクタ-の動画、その時聞いたのが、最初のシングル”Te Quedas Te Vas”、他の動画では”Vuelve”、これは衝撃だったね。
これらの曲はヨーロッパではブレ-クしていたが、日本に入ってきたのは、、ずいぶんと後の事である。
これまで彼らのの曲は、シングルでのrelease、もしくはオムニバス盤にだけにしか入っていなかったのだが、最近になって、やっと初アルバム発表です、先のヒット曲もいいが、個人的に好きな曲は、カバ-曲の”You Are Not Alone”だね、素敵です。














http://www.youtube.com/watch?v=qCP17vLHPls
http://www.youtube.com/watch?v=BxPSeVWYQ_I
http://www.youtube.com/watch?v=8CdJH9Vqxv0


4、Simplemente Fernando    Fernando sosa
”Fernando Sosa”という名前を知っている人も多いのではなかろうか。
イタリアのサルサダンスチームの中で最も有名な、ミラノのTropical Gemの創始者、日本にも来日している人気ダンサ-である。
当然、PVでダンスを披露しているのも彼自身なんだが、このアルバムで実際に歌っているのも、Fernando Sosa、彼本人との事である。
作曲はMassimo Scaliciといういう人が関わっているが、作詞については、これも全曲Fernando本人、プロレスラ-が、自分の試合前のテ-マ曲を作っているようなもんだな。
サルサの他にも、バチャ-タ、レゲトン、ポップス有りと、変化に富んだ仕上がりです。
動画の曲”La sabrosa”、この曲は、カリベをはじめ、あっちこっちでヘビロテされているが、ほんと良い曲です、ここ数年のサルサ楽曲の中でも、秀作の一つだね。













http://www.youtube.com/watch?v=P4fsTLotn5c
http://www.youtube.com/watch?v=BpEMic5NjmE
http://www.youtube.com/watch?v=0vrvEwTvFrk


5、Salsa.it Web Edition      Various Artists
”Salsa.it ”は、最近、売れている評判のオムニバスシリ-ズです。
ずいぶん前から知ってはいたのだが、どうせまがい物のインチキア-チストが歌ってんだろって、勝手に思ってた...が、視聴したら、超GOOD、詳しく調べてみると、有名どころの曲も多い。
最初は何気に買って、アルバムの紹介部分を見ていたら、スペイン語じゃない、イタリア語っ?
それから、いろいろと調べたら、イタリアのア-チストばかりを集めたやつなんだと、初めて知っった。
”Francisco Rojos”という人がコンパイルしているんだが、この人は、後で思い出したんだけど、Latin Soul Orchestra(お勧めアルバム:Italian Flow)というグル-プのリ-ダ-で、この人と同一人物だと思う。
現在、このシリ-ズはサルサ、バチャ-タのみ、vol.7まで出ていて、down loadは全て可能だが、CDとしてはvol.1とvol.2は入手が難しいと思う。
動画は、このシリ-ズに入っているヒット曲、適当にUPです。













http://www.youtube.com/watch?v=XtBXNRqzTbI
http://www.youtube.com/watch?v=X3KcuF--0vM
http://www.youtube.com/watch?v=nqQlG1_bpEQ


動画です、今月はFERNANDO SOSAでいきまっか!
http://www.youtube.com/watch?v=HgJ0KRCQ_IA&feature=fvst
http://www.youtube.com/watch?v=pbs7xj3OxVc
http://www.youtube.com/watch?v=jKFYP_2Ffwc
http://www.youtube.com/watch?v=7o8lK34vAE0
http://www.youtube.com/watch?v=fnCg6aUAqpI


今月は、通しで最近のサルサ事情について...

先にupしたサルサやバチャ-タのCDはお気づきの人もいるかと思いますが、全てイタリア発信のアルバムです。
そうなんです、コロンビア、プエルトリコ、ベネズエラなどの南米諸国でもなければ、サルサ発祥地のニュ-ヨ-クでもない、イタリアなんです。
同じスペイン語圏のスペインなら、納得もいくんだけど、同じラテン語源とはいえ、イタリア語は別だろうになあ、なぜ?

理由はわからないが、クラブを中心に、音楽、ダンス業界、ト-タルでイタリアのラテンシ-ンが盛り上がっている事は想像出来る、下世話な言い方をすれば、ラテンを武器にビジネスが成功していると個人的には理解している、まさにラテンの逆輸入現象だ。
まあ、イタリア人ア-チストといっても、イタリア系ラテイ-ノ達 であって、生粋のイタリア人じゃないだろうと、勝手に想像してるけどさ、移民とか多い国なのかもしれないね。

何年か前からか、サルサのオムニバスに、なんたらDJの監修、MIX盤とか出して好評を博しているが、イタリアでは”Berna Jam ”を筆頭に、DJ自体が表舞台に出て、プロデュ-スしたり、ついにはアルバムを出してしまう時代になった。
その時点で、DJでもあり、兼一音楽ア-チストなのだが、彼らの高い音楽性には、賞賛すべきものがある。
イタリアには、知っている限りでも、”Myjkool DJ”や”El Puma DJ”、忘れちゃいけない”DJ El Timba ”など、彼らのつくる作品はスマッシュヒット連発、世界的な一つのム-ブメントになっている。
http://www.youtube.com/watch?v=l_8YK92r6Sc
http://www.youtube.com/watch?v=Evhxj25ORrI
http://www.youtube.com/watch?v=t-aGWPHw8Ec

彼らの音楽は、まず今風でカッコいい、サルサ(サルサトン)にしても、レゲトンやクバトンと同じクラブでスピンしても違和感がない、言い方を変えれば、ホント若者向きのイケてるサウンドだ。
個人的には、クラシックサルサマニアなので、最初は”コレってどうよ”って感じだったが、何度も聴き込んでいると、これこれで、なかなかいい!
これら従来の伝統的なサルサ音楽からずれたところから始まっているのが、新しいサルサ人口を発掘し、イタリアのサルサ界の底辺の拡充、発展に繫がっているのかもしれない。
Berna Jam とコラボもしている”Seo Fernandez ”や”Barrio Malo”、彼らのサルサトンを聞いたりすると、これからのサルサの可能性を感じるね。
http://www.youtube.com/watch?v=7qQ5g4f5xfE&feature=fvst
http://www.youtube.com/watch?v=ZzxY3UYyYsE

イタリアのア-チストに多いのが、先に紹介したEl Rubio Loco やFernando Sosaもそうなんだけど、サルサも歌うがバチャ-タも歌う、人によってはポップス、レゲトンまで多彩に演じるというパフォ-マンス。
今までもサルサのア-チストがバチャ-タを歌うのは珍しくなかったが、それはアルバム中、サルサのメイン曲を別バ-ジョンで歌ったりと、大きく比重をかけたものではない。
イタリア ラテンシ-ンでは注目されている”FITO GRESS”、”Massimo Scalici”、”OLIVER” 、あたりの作品には、”コレってイタリア人のサルサやバチャ-タなのっ?とは思えないほど、いい曲が多く、驚愕し、先のSeo Fernandezにいたっては、バチャ-タ、レゲトンとマルチな才能には関心してしまう。

FITO GRESS、
http://www.youtube.com/watch?v=0ksxn6bZd3c
http://www.youtube.com/watch?v=kyYjdhQhiSI
Massimo Scalici
http://www.youtube.com/watch?v=QpHjVwsvSZM
http://www.youtube.com/watch?v=zVdDwTihAxo
OLIVER
http://www.youtube.com/watch?v=It8vI5hQk3o
http://www.youtube.com/watch?v=9HLWhLcotUU
Seo Fernandez
http://www.youtube.com/watch?v=uedpzEZyALo

ここサルサ界を賑やかにしたのはソロア-チストばかりではない、グル-プにおいては、”Never Leave You”を大ヒットさた”EuroCuban Project”を始め、”La Banda del Puerto”、”Mezcla Latina ”、”croma latina”、もちろん大御所Francisco Rojos率いる看板グル-プL.S.O(Latin Soul Orchestra)も忘れてはならない、ほんと上げだしたらビックリするくらい、メ-ドインイタリ-ばかりだ。
http://www.youtube.com/watch?v=puvSdGH8JUU
http://www.youtube.com/watch?v=ne7UEejufec
http://www.youtube.com/watch?v=oCwSxcv451k
http://www.youtube.com/watch?v=6BPRe-Yp_yU
http://www.youtube.com/watch?v=g0q1ohVN5T0


彼らの活動には、、今までの常識とは違った点がある、ア-チスト同士が非常に密接で、互いのアルバムで協力し合って、作品を作り上げているという事である。
サルサやバチャ-タのア-チストだったり、DJだったり、はてはFernando Sosaのアルバムみたいにダンサ-まで、巻き込んで業界が動いている、ちなみに、先にUPしたSeo Fernandez もダンサ-です。
これは、イタリア音楽界の特徴であり、音楽業界自体が、まるでファミリ-のような印象さえ受ける。
http://www.youtube.com/watch?v=wqpz1B_2uA4
http://www.youtube.com/watch?v=88DjijUrtyw

Salsa.it Web Editionをコンパイルしている”Francisco Rojos”という人が、様々な形で出てくるが、彼の影響が大きいことは間違いない、コロンビアのデイエゴ ガレのような大御所なんだろう。
Francisco Rojos、この人はセンスがいいね、Salsa.it Web Editionを聴いてもらうと分かるが、コレ一枚、そのままパ-テイ-で使える、いろいろなジャンルのサルサ、バチャ-タがバランスよく収録されている、ぜひ聴いてもらいたい。

今月はここいらへんで終了です、メ-ドインイタリ-がこれからもラテンシ-ンを変えていくのか、南米諸国やニュ-ヨ-クのア-チストが、また盛り上げてくるのかが、今後、楽しみの一つになっている...
LINKだらけだから、暇な時でも聴いて!



やっと、サルサも波乗りも普段通りの生活に戻りました。
たかが趣味なんだけど、やっぱり仕事が有り、収入があって、好きな事が出来る普通の生活には感謝、感謝だよ。
特に波乗りについては、最初は茨城沿岸がやばそうだったので、房総最南端まで通ってたから、ほんと有り難味を感じるね。
海の放射能汚染が完全に100パ-セント白って訳じゃないところは悲しいけど、ほぼ安全性も確認され、地元で出来るのは、嬉しい。
早く、原発騒ぎも収束して、静かな日本に戻ってもらいたいもんです。

※参考
メ-ルもやり取りさせてもらったのですが、茨城県の放射能に関する情報を詳しく説明されてる人がいます。
つくば在住の方です、茨城目線で情報を提供されていますので、生活にお役立て下さい。
http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/



ROSA

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