2014/02/24

CDレビュ-3月号

CDレビュ-3月号です。

震災から三年かあ。
忘れもしない三年前、誕生日の次の日だったので、生涯忘れる事のできない日になっちまった。
茨城なんて、長年、災害と無縁のところに住んでると、ほんと忘れちまう自分がいるね。
好きなサルサやサ-フィンに没頭できる事に、本当に感謝、感謝です。

今月は、ちょっとだけレア盤特集にしますか。
最近、手に入れたちょっと珍しいアルバムからチョイスです。

1、Salsa Caliente De Nu York           Cheo Feliciano
レ-ベルGenericの”Salsa Caliente De Nu York”シリ-ズ”Cheo Feliciano”編です。
内容的には、Cheo のbest盤って選曲だね、選りすぐりの17曲入り、非常に人気の高い作品です。
このオヤジ、声がいいんだよな、 Joe Cuba Sextette時代のバイブ疾走感溢れた曲もいいんだが、個人的にはsoloで歌い上げられたしっとりからハ-ドな曲調のものが好みです。
 お勧め曲は、何といっても"POR MAS QUE VIVA"、他の彼のbest盤には収録されてない超goodなsalsa dura、カッコ良過ぎ!おなじみの"Busca lo tuyo"もいいねえ。













http://www.youtube.com/watch?v=iSQJ6VD3kos
http://www.youtube.com/watch?v=wBY9FYqidJE


2、Frankie Ruiz Y La Solucion            Frankie Ruiz Y La Solucion
80年代にサルサ人気をプエルトリコから復活させた、カリスマカンタンテ”Frankie Ruiz ”の”Orquesta La Solucion”時代の貴重なアルバムです、1979年作。
大衆に受ける歌謡性に富んだ、それまでのサルサと違い、ロマンチカという新たなサルサの時代の幕開けを象徴するア-チストでした。
華やかな表舞台とは裏腹に、母親の交通事故死から酒、クスリ、オンナに溺れるようになって、健康を害し、数々のトラブルを引き起こして、89年には暴行事件で投獄、出所後も人気があったのですが、身体は既にボロボロ、98年に早死、まだ40歳だったんだよなあ、悲惨...













http://www.youtube.com/watch?v=cUTDFJsKTYc
http://www.youtube.com/watch?v=FNUw1lLzqlU

3、Fiesta De Soneros                                            Tommy Olivencia
50年代後半より活躍していたプエルトリコの大御所”Tommy Olivencia”の名曲をチョイスした名盤です。
パキート・グスマン、チャマコ・ラミレス、エクトル・トリコーチェ、マルビン・サンティアーゴ、多くスター歌手を多く輩出したことでも有名な老舗楽団です。
2006年に、あの世に逝っちゃったんだけど、数多く残された秀作は、今もクラブでかからない日はないくらい、人々に愛されている名曲ばかりです。
 Tommy Olivenciaのbestと呼ばれたアルバムは、結構あるけど、コレは文句なしの選曲かな、リコメンド盤です。














http://www.youtube.com/watch?v=fSJkMBXiqwo
http://www.youtube.com/watch?v=nYLYD26dpGA

4、Oye Que Rico Mami: Salsa            Johnny Ventura
中米はドミニカ共和国の英雄、”Johnny Ventura”、どちらかというとメレンゲ-ロの印象が強いが、サルサも沢山の名曲を残しています。
昔、ドミニカに遊びに行った時に、ドミニカ人にJohnny Venturaを知ってると伝えたら、若い世代からいい年のオッサンまで、みんな口癖に、彼は本当に偉大なア-チストだって言ってたのを思い出したよ、サント・ドミンゴの市長も務めたんだったよな。
実は、このアルバム、最初、印刷ミスかなと思ってたんだけど、同じ題名で、12曲入りのやつと21曲入りのBEST盤のやつがあるらしい。
お勧め曲は、”Tiene Sabor”、”Aguanilé”だね、ハ-ドな楽曲の中にも、なんともトロピカルな雰囲気漂う珠玉の名曲です。













http://www.youtube.com/watch?v=xNx2W4YBk04
http://www.youtube.com/watch?v=ZIP5tCcVnnc

5、 Sexy Salsa                                                 Louie Ramirez Y Su Orquesta
”Louie Ramirez Y Su Orquesta ”の” Sexy Salsa ”、超レア盤です。
1989年にリリ-スされ、それ以来、一度も復刻された様子もない、いろいろなサイトで、Louie Ramirez で検索をかけても、ひっかかってもこない、まさに影に隠れてしまった感のある作品です。
Sexy Salsa って三流のアルバム名も、これまたダサいし、古いサルサの寄せ集めのオムニバスみたいなエロい姉ちゃん全面で、ジャケに本人が出てくる事もないから、地味で、この上ない!
Paquito D'rivera も参加してます、ジャジ-でメロ-で、いい作品なんだがなあ。
そんな訳で、動画もあまりなかったから、見つかった”No Me Tires La Primera Piedra ”だけでも聴いて!














http://www.youtube.com/watch?v=ckBdOnNDbmI


適当に動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=SLn23ZgR_OE
http://www.youtube.com/watch?v=KGHZACTdblo
http://www.youtube.com/watch?v=o1pro0oUPLU
http://www.youtube.com/watch?v=ecjSMANTuaU
http://www.youtube.com/watch?v=f-r44UjNlqA


パコ・デ・ルシア、逝っちまっったのか!!
2014年2月26日、フラメンコ・ギターのレジェンド”パコ・デ・ルシア”がメキシコのカンクンで、心臓発作から、あの世に旅立ってしまった。


サルサから離れた話になってしまうが、学生時代、時代がまだ洋楽に勢いがあった頃、何気に聴いたアルバムからガツンと衝撃を受けたア-チストでした。
当時、”フュ-ジョン”(今は、死語になってんのかね、クロスオ-バ-とか...)と呼ばれた音楽ジャンルがあって、様々なア-チストを聴きかじり音楽に没頭していた。
彼を知ったのは、アル・ディ・メオラというギタリストの77年のアルバム”エレガント・ジプシー”です。
アル・ディ・メオラ&パコ・デ・ルシア、伝説の2人のス-パ-テクニックの競演、究極のサウンドが鳴り響いていく、フラメンコなんか、一つも興味なかった自分だったけど、その迫力に、のめり込んだ記憶があります。


一般的に、彼の名前が知れ渡ったのは、ス-パ-ギタリストの3人で結成した”スーパー・ギター・トリオ”だろうな、このアルバムは、当時のジャズ/フュ-ジョン界に衝撃をもたらしたアルバムなので、知っている人も多いと思います。


この”スーパー・ギター・トリオ”には、2verあって、パコ・デ・ルシア、ジョン・マクラフリン、ラリー・コリエルの3人での組み合わせ、もう一つがパコ・デ・ルシア、マクラフリン、アル・ディ・メオラという組み合わせが存在します。


 彼の躍進はフラメンコの枠にとどまらず、巨匠チックコリアとの競演、ジャズのフェステイバルへの参加、映画音楽の担当等、様々な形で、人々に感動をもたらしていった。
大好きだった曲”Rio Ancho”です。


”Moliendo Café”のパコverです。


66歳、まだ、若かったのにな、もう、こんな天才は出てこないだろうね。
懐かしく、古き良き時代の伝説の幕が下りました、非常に悲しく残念な出来事でした。



ここ暖かい日が続いてます。
春一番も吹いたし、気持ちの良い季節になってきて、これからが楽しみです。
仕事の都合で、エルトリ-トのパ-テイ-も、暫く参加出来ていなかったけど、今週末は大丈夫そうなんで、久しぶりに、つくばで踊れます。
ガンガン踊って、寒い冬をブッ飛ばしましょう。




ROSA



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